KAMは1978年の創業からJIT事業を中心に展開してきました。
2022年にはM&Aやオフィスの移転など変化が多い年になっています。
また「正解のない時代」と言われている中で、既存の事業だけではなく
新しい事業に挑戦しているKAMの価値とは何かを三人に聞きました。
MEMBERS
佐々⽊ 真弥
常務取締役草野 進
営業統括室中野 汐莉
非鉄金属部営業担当
中野
明確に線引きがないので、自分がやりたい範囲までできる会社だと思います。明確ではない分細かいコミュニケーションを取りながら社内外でも自分の役割を全うする人が多いですね。細かい気配りや心遣いができている人が活躍しているイメージです。
佐々木
例えば、一つのお客様にKAMの社員が複数人関わっている場合、確かに個が担当する範囲は自分次第ですが、常に情報を周りと共有して関係性の調和も図りつつ自分のやりたいようにアレンジしていく。
草野
日々の情報共有を徹底しているからこそ、会社として大きなミスもなくこれている部分はありますが、これからはさらに土台を整えていって個人でも活躍できる環境を作っていきたいですね。
佐々木
そうですね。今、KAMは変革期なんですよ。 既存の事業を引き続きやりつつも、新しい事業の開発にも力を入れている。会社としてのスタイルも大きく変わっていく時期ですね。その中で組織の在り方や行動指針などは今まさしく変化していますね。
佐々木
私たちって昭和っぽいところがあるんですよ。お客様のために何ができるかを常に考えて行動する。会うことによって深い話ができたり、お客様が喜ぶことを提案できたり、仕事をする上での人と人との関わりをとても大事にしています。
草野
もちろん時代に合わせて新しいことを取り入れていってますが、根本の部分は変わらない。人との対話の中でより良い仕事にしていく。相手のことを考えるという姿勢が大事です。そして、仕事とはチャレンジしてこそ面白いということをKAMでもっと感じていきたいですね。
中野
そうですね。実際にKAMでは大きな変化が起きていて、オフィスの移転だったり、海外に新しい拠点を作ったり、毎年様々なことにチャレンジしています。仕事をする中でここまで全員で変化を共有しながら働けることって多くはないと思っています。少人数だからこそかもしれませんが、会社の成長を身近に感じられる。これからもKAMの成長は楽しみですし、その当事者でありたいです。
佐々木
拠点ごとで自分たちで良くするにはどうしたらいいかを考えて実践していく。失敗したとしても良くなる過程での出来事なので、それは失敗ではないんですよ。まだまだ成長過程なので退屈しない会社だと思いますね。(笑)
佐々木
私たちは「お客様とメーカーをつなぐ」ことが基本的な業務です。 しかし、その「つなぐ」ことの裏側にはKAMにしかできないスタンスがあると思っています。
草野
私たちのJust in Time事業は物理的にもお客様に限りなく近いところで業務を行っていて、朝一に注文を頂いて10時には納品するようなスピード感でやっています。それを実現するために実際にお客様のところに足を運んで、担当者の声だけではなく現場の声まで拾いに行きます。KAMに対して何を求めているのか、必要なモノは何かとKAM側で思いを巡らせて提案をする。そこが私たちの最大の強みだと考えています。
中野
実際、お客様とメーカーの主張がぶつかって取引自体がなくなるケースは結構あります。そうならないように間に入って弁証法的に良い結果を創造することが最大の役目だと思っています。今、商社は必要ないと言われることもありますが、私たち商社がいるからこそ、より良い結果が生み出せると思っています。
草野
お客様からKAMに抜けられたら困るという声も頂きますし、 その信頼を得るために真摯に向き合って丁寧につないでいくことが求められています。
草野
先ほども言った通り私たちは大きな変化の中にいますので、古き良き文化は残しつつも、若い方のアグレッシブなパワーをKAMで発揮して欲しいですね。
中野
佐々木さんの若い時の忘れられない出来事ってありますか?
佐々木
若い時に会社からの指示で中国の拠点の立ち上げに関わった時の達成感かな。大変でした。(笑)だけど、わからないなりに毎日たくさんの人の話を聞いて吸収して、仕事に活かすことをひたすら繰り返していましたね。だからこそ、なんとかカタチにしようと精一杯やっていた自分に自信をもつことができましたし、それが今も活きています。そうやってチャレンジして自分の人生の自信につながる出来事がこれからのKAMにはたくさん出てくると思います。KAMは実力があるから任されるのではなく若くても任せていく姿勢ですね。
中野
そうだったんですね。 私たちの世代はもしかしたら気を使っているだけかも知れないです。 会社の動きを見てからじゃないと自分から動けないと思っている人もいそう。
佐々木
その気持ちももちろんわかります。 ただ、誰もがやらなければいけない状況に身を置くと成長すると思いますし、自分自身のキャリアを見返した時にその経験が自分の武器になる。だから、自分の成長をとことん求めて欲しいですし実際に行動を起こして欲しいと思いますね。私は待っています。(笑)
佐々木
私が若いころ一緒にお仕事していたお客様は組織の中で偉くなってるんですよ。その過程を一緒に過ごしてきたというのは今でも感慨深いところがあります。若くてもお互いの仕事を全うしてきたので今がある。それって何十年もお手伝いさせて頂いているからこそできる経験なんですよ。
草野
確かに付き合いが長いお客様だと40年お仕事させて頂いていますね。 そこもKAMの良いところだと思いますね。時代がどう変わろうともお客様が求めていることにスピーディーに対応して信頼してもらえる関係を築いていく。そしてお互いが成長するために精一杯自分のできることをやり遂げる。
中野
仕事で一日の大半を費やすならたくさんの人と楽しく関わりたいなと思います。関わる全ての方との関係性を良好にして、可能な限り現場に赴いて声を聞きにいく。昭和のスタイルと言われてましたが、私はあらゆる仕事の基本だと思っています。古き良き文化を受け継いだKAMの今の価値をこれから出会うお客様にも提供していきたいですね。